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2000  Vol. 12


全日本ダートトライアル選手権第5戦 DCCSダートトライアル

 

北村 6位入賞で着実にポイント加算

 

慣れない出走順に戸惑いながらも、入賞は確保してシリーズ トップを維持

 

 

 シリーズのちょうど折り返し点となるのがこの第5戦。1か月前に開かれた第4戦では目の醒めるような走りで今季2勝目をあげた北村が、その好調を維持できるかどうかが注目された。


 DCCS主催のこのイベントは、出走順が他のイベントとは逆になり、前年度チャンピオンが先頭となる。普段は最後尾の出走で、後方になるに従ってタイムが更新されていくのを聞きながら集中力を高めていく北村にとって、 先頭の出走はかなり勝手がちがう。また、クラスの変わり目で散水することが多いため、先頭車はグリップが最も悪い状態で走ることになってしまう。この 2つの理由から、毎年DCCSダートラはイマイチの結果に終わっている。 「雨になれば散水の影響がなくなる」と、北村はふとどきにも台風直撃を祈っていたが、あいにく、台風はちょっと早く来すぎてしまい、当日は快晴で完全なドライ路面となった。

 今回は中間散水の後にC2クラス、次にA4クラスという出走順。ただしC2クラスの出走はたった11台で、A4クラス先頭の北村が走るときもまだ路面はビチャビチャ。さらに、C2車のラインはA4車とはまったく違うため、北村は自分の思うような攻めができない。

 といっても、ノってくればタイヤが悪かろうがクルマが悪かろうが、どんな不利な状況も強烈な走りでブッ飛ばしてしまうのが北村だ。だから、もしもノリノリであれば、散水してもC2の直後でもどうってことなかったはず。 「結局は、出走順がすべてだった」とは西尾雄次郎監督の弁。

 ダートトライアルはラリーとは異なり、1分半の走りに自分の100パーセ ント以上を出さないと勝てない。そのためには非常な集中力が要求される。毎年ここではこの出走順とわかっていても、それに対応するのは難しい。今回も、集中力をうまくコントロールできなかったのだろう、と監督は解説する。

 西尾監督はこの日の北村の走りを、「アカン、ただのオッサンや」と一言で片付けてしまったが、それでも6位だったのだから、凡人から見れば羨ましい限り。6ポイントを加算して依然シリーズトップにいる。有効は6戦なので、このポイントはいずれ捨てることになるかもしれないが、入賞しないよりはしたほうが、やっぱいいでしょう。

 次の北海道は豪快なコースで、北村の得意とするところ。3年前は西尾監督が釣りの余興で出て思いがけず優勝してしまい、北村のシリーズチャンピオン獲得を阻む結果になったので、以後反省して余計なことはしないでいる。今年もきっと北村が素晴らしい走りを見せてくれることだろう。

 

 ところで、西尾監督は、青森での全日本ラリー第8戦終了後、みずからサービストラックを運転してそのまま北海道に渡るつもりらしい。2トンのパネルバンが川原に止まっていて、近くで関西人らしきおっさんが釣りをしていたら、声をかけてみてください。きっとそれは、西尾雄次郎です。
 

A4クラス競技結果

順位 ドライバー(ゼッケン) 車両 タイヤ 決勝タイム(ヒート)
1位 宝田芳浩 ランサー Evo. 6 YH 1:35.090(2)
2位 赤羽政幸 ランサー Evo. 6 FK 1:36.060 (1)
3位 三枝光博 ランサー Evo. 6 FK 1:36.230 (1)
4位 吉村 修 ランサー Evo. 6 DL 1:36.310 (2)
5位 古沢稔久 ランサー Evo. 6 YH 1:36.310 (1)
6位 北村和浩 インプレッサ Ver. 5 FK 1:36.460 (2)

 

Date  2000年7月9日
Place  栃木県黒磯市・丸和オートランド那須
Data  路面:硬質ダート、ウェット〜ドライ
Note